2005/08/29

Domain Hacks で語呂合わせ

これも面白い。jmblog経由で、「Domain Hacks™ - Domain Hacks for hackers」。自分の気になる単語をサイト名にするにはどういうドメインがいいか、に答えを出してくれる(例:search → http://sear.ch/)。先般、はてなのCTOがドメイン「yai.to」を取得して、

yai.to って何ってそりゃ nao.yai.to ですよ。何に使おうかな。フフ。

と書いたのに近い発想だ。

試しに「SEM-Bar」を見ると「http://sem-b.ar/」など3件の候補が表示される。「kuroyagi」だと「http://kuroya.gi/」など。この「.gi」はGibraltar(ジブラルタル)ドメインだそうで。ジブラルタルかあ……

なお、「.to」(トンガ)や「.tv」(ツヴァル)など広く解放されているものを除き、国別ドメインを国外のサーバー(正確には、別の国に割り当てられたIPアドレス)で運用することは、検索エンジンの誤認識を招く恐れがあるため避けた方がよい、と某メジャー検索エンジン本社のエンジニアが数年前に語っていた。ただし現在も同じ状況かどうかは追っていないのであしからず。

2005/08/24

Overture「キーワードアドバイスツール」の信頼性

本エントリーのタイトルを見てぎょっとした方がいるかもしれないが、何も「キーワードアドバイスツール」の精度が低いとかそういう話ではない。検索回数として表示される数値に、何割かノイズが乗ってないか、という疑問を持っただけだ。

右の画像は「SEO」と検索された回数を調べた際のキャプチャ画面。2005年7月には30,469回も検索されている。いやー、やっぱり「SEO」という単語でSEOかけて上位表示させなきゃ、という誘惑にかられるが、ちょっと待った。

このツールでは、その単語が他にどういう組み合わせで検索されたかも同時に提示してくれるのだが、下のほうに、ぱっと見では意味不明な検索の組み合わせが。「link seo indiepreneur biz」が235回、「site seo indiepreneur biz seo サービス」が147回……業者! ツールまわし過ぎ!!

(ピンと来ない方のために:前者はリンク元の調査、後者はサイト内検索を行っている。回数の多さから考えると、何らかの順位計測ツールを使ったのではないだろうか)

この分では「SEO」の30,469回という検索回数も、どこまでがユーザーによる検索なのか、怪しくなってくる。他のメジャーな検索キーワードについても同様だ。

SEOの実作業においてツール類を使うな、というのも現実的ではないだろうけど、節度を持たないと各種データの信頼性に関わってくる。そしていずれは、技術革新のための収益の源泉となっている検索連動型広告の品質低下と、業界の停滞にもつながりかねない。酒場で話すには真面目な内容になってしまったが、あえて苦言を呈したい。

#もう一点。「SEO対策」で7,727回も検索されているが、
#SEOは何の意味か理解しているのだろうか。
#「検索エンジン最適化」へ対策してどうする?
#きっと「馬から落ちて落馬」に違和感を覚えないタイプなのだろう。

2005/08/23

Google Maps APIを利用した世界遺産ガイド

お、これはすごい!
フォートラベル:世界地図で見る世界遺産ガイド

遺跡マニアの私としてはかなりグッとつかまれた感じ(親会社はちょっとアレだが)。吹き出しが範囲外に出たときに、自動で全体を下げてくれないのが減点ポイントか。

Google Maps APIを利用したサービスもいろいろ出てきているが、今のところ、個人的には今回の世界遺産ガイドが最大のヒットだ。

2005/08/12

2番も3番も同じ、ではない

Googleで検索する際、キーワードによってはWeb検索結果の上に最大2件のアドワーズ広告が表示される。プレミアムポジションと呼ばれるものだが、この枠が最大3件分に拡大された。

アドワーズ広告のプレミアムポジションが3枠に拡大-(((SEM-ch))):
"グーグルは8月11日、自社の検索サイト(http://www.google.co.jp/)で掲載するアドワーズ広告について、これまで2枠まで用意されていた検索結果上部の「プレミアム・ポジション」に新たに3段目を用意し、パフォーマンスが良いと判断されたアドワーズ広告の掲載を開始した。"


まず2枠ありきで、さらに3枠目を加えるかどうか判定している。そのため(Internet Explorerではなんともないが)Firefoxで表示させると1~2件目と3件目の間にかすかな空きスペースが見受けられる。クロスチェックしてないんだろうか? (画像参照)

2005/08/09

清濁あわせ呑むYST

Yahoo!がインデックスを大幅に増強した。検索の対象となるWebページは192億、画像などを含めた総計では200億以上に上るという。(経由:SEM-ch


Our Blog is Growing Up – And So Has Our Index:
"this update includes just over 19.2 billion web documents, 1.6 billion images, and over 50 million audio and video files."

基本、大きいことはよいことなのだろうが、少しゴミが多すぎないか? 例えば「SEM」での検索結果。「壱央へSEMは車は安弥菜をon the page factorsへ福多です」って……(画像参照。一部、モザイク処理済み)



厨房がSEOコンテストの類に便乗してイタズラした残骸らしい。ゴミに挟まれたF社はお気の毒としかいいようがない。

2005/08/06

Baidu.com(百度)が鮮烈デビュー

中国版Google とも称される検索エンジン「Baidu.com」(百度)が8月5日、米NASDAQ市場へ新規株式公開(IPO)を行い、1株あたりの売り出し価格27米ドルに対して125.96ドルと高い評価を得て初日の取引を終えた。ティッカーシンボルは「BIDU」。(参考:Yahoo! Finance およびForbes.com )Baidu.com へは2004年6月にGoogle が出資したことでも話題となったが、それから約1年でNASDAQへの上場を果たした。

Baidu.com のトップページにアクセスすると、ロゴの足跡マークへ「NASDAQ」の札がつけられていることに気づく。クリックするとユーザーへ上場を報告する特設ページへ移動するが、ページが勝手に縦スクロールされていくのは気持ちのよいものではないなあ。

……ところでマイクロソフトが「start.com」でパーソナライズド検索を実験している。デフォルトのトップページにはGoogle、Yahoo!、microsoft の株価が並んで表示されており興味深いが、いずれBaidu.comもここに並ぶようになるだろうか。ちなみに自宅のiBook から開いてみてはじめて気づいたのだが、start.com をSafari 1.3 で表示するとパーソナライズド可能な部分がまったく表示されず、こちらも興味深い(↓)。

2005/08/02

@ITのRSSに……



300×40ピクセルのバナー広告が掲載されている。内容はご覧のとおりの自社広告で、配信はads.ait.valueclick.jp から行われている。3~4件のエントリーごとに1件のバナーが張り込まれているようだが、選定の基準はパッと見た限りでは不明。

RSSへの広告掲載はいま注目の分野だが、この見せ方では脈絡がなさ過ぎてクリックされないのでは、というのが率直な感想だ。